ゆるりとフルナ

我犬フルナと共に過ごし、老犬介護について記す為に始めたブログ。その後保護犬の一時預かりを経て、2代目シャルとの生活が始まりました。

諦めなくてよかった事。

気持ちのいい朝。


何をするのにも冬の寒さは気持ちも身体もへとへとになる部分があるから、介護中はとにかく春を目指していました。暖かくなったら夜中でも外に散歩に出られる。そうすれば互いに気分も変わる筈だし、夜鳴きが始まる→外に行こう!のような対処法を自分が手にしていれば、気持ちに余裕が出るに違いないと。桜も咲くし、一緒に見に行けるじゃないかと。

春の気配がし始めた頃に逝ってしまったから、この気持ちよさ、もうちょっとでいいから一緒に過ごしたかった。

 


ここは自分が介護をしている最中に介護をされている方々のブログから多くの情報と心強さを貰えたから、私も記録しておこうと思い、始めたブログです。

あまり多くの情報はないけれど、介護に関してはカテゴリー[老犬の痴呆、介護について]でまとめました。

 

介護でいろんな事を試した中で これはよかったと特に感じたのは四肢に関してでした。

夏に前庭疾患で完全な寝たきりになった後は、補助ベストを利用しながら家の中でのリハビリを本当に少しの距離から初め、少しずつ距離をのばして、ベストから手を離した状態でも倒れず歩けるようになり、もう叶わないだろうと思っていた外での散歩も出来るようになりました。冬になる頃にはゆっくりだけれど20~30分も歩いていた。
その後も何度か、もはや寝たきりかと云うような症状(脚が交差してしまってまったく立たないとか、補助ベストの手を離すと直ぐに倒れてしまうとか)がありましたが、四肢のマッサージを重ねたら復活した事が何回かありました。
フルナはとにかく「立ちたい!」という欲求が強い犬だったのかもしれないけれど、動物にとっては歩けなくなる事を本能で最後まで避けようとするのではないかと、フルナを見ていて思いました。亡くなる2日前まで、立ちたいと吠え、立たせると少しは落ち着く様でしたので。

 

四肢のマッサージは関節が固まらないように寝ながら歩いている状態にすると云うか。膝・肘を手で支えながらゆっくりと曲げ伸ばしをしました。後ろ足を曲げ伸ばししていると次第にお腹がゴロゴロと鳴りだして内臓にもいい事を実感しました。脚を触って冷たい時は肉球をグリグリマッサージしていると次第に温まってくる。後は足首をゆっくり右左に回したり、指の間も指圧したり。

人のリハビリに立ち会った事が無いので分かりませんが、犬はこうした効果が出るのが早いのかな?私には期待していた何倍にも効果が感じられました。
これはわんこの個性や体質でも変わってくると思います。でもマッサージは痛がったり嫌がったりしないか様子を見ながら施せば、わんこが気持ちよさそうならば、悪い方に働く事はないのではないかと感じます。
フルナのパターンでは、これでもう寝たきりかと諦めなくて本当によかった。
前庭疾患の寝たきりの時にはおしっこを寝ながらさせる事になるのだけれど、大丈夫だよと声を掛けても、ここでは嫌だと出しながら泣き叫んでいた。拾った時生まれて2ヵ月位の頃からウンチは絶対に家の中で出来なかったり、そういう所がある性格なのでオムツなどは出来るだけ遠くに伸ばしたいと思っていたので。

これが私にとってやってよかったと思える事。
そして相変わらず。犬の持つ強さやまっすぐさ、柔軟さも改めて強く感じました。

 

私が参考にしたサイトと、フルナが使ってよかった補助ベスト↓

脚・肉球マッサージ

補助機能付きベスト

 

できなかった事。

夜鳴きに関して、やってよかった事はこちらにも書きました。

でも私は飼い主としてうまく対応できていなかった事が殆どです。

夜鳴きが始まった頃、例えば日中出掛ける用事がある時にはその前にリハビリで歩いたりすると2、3時間は続けて寝てくれた。そうやってなんとか生活の中でコントロール出来ていたのだけれど、徐々に短くなってピーク時は1時間位しか寝続けないようになって(もちろん時折数時間寝てくれたりも)。

夜に寝るように日中は可哀想だけど無理やりにずっと起こす事をしてもまったく変わらず。老犬は沢山寝るイメージがあるのに。フルナは完全に眠りが足りていないだろうに。何故なんだろう?と。

痴呆症状って脳の事だから本当の所が読めなくて困りました。

通常ならフルナの状態である程度の事は知れたのだけれど、痴呆症状でその行動になっているとしたら、もしかしたら私の予想と真逆の可能性も沢山あると云う事なので。

 

徐々に私は自分で自分を勝手に追い詰めていってました。

客観的に自分を観察し「これはまずい」となったら薬を使うとか、夜鳴きへの対処に別の手段を考えればいいと思っていたけれど、1対1で気持ちの逃げ場が無く、いつの間にか。

夜鳴きの対処で獣医さんでは安定剤のような薬を出す事は知っていましたが、色々調べる中で薬によって痴呆症状が進む可能性がある事も読んで、それでは元も子もないと。そして心身の負担になる可能性があるものはなるべく使わない方向でいきたいと考えていた事も理由にありました(これはフルナが元々病院にかかってなかったから選べた選択です)。

 

そんな選択をしたのに私は吠え続けるフルナにきつくあたって、ある夜中怒ってお尻を叩き、手がジンジンする位に。フルナを守る為にしてきたのに。元も子もないのは私の方で。

8ヵ月で逝ってしまうのなら痴呆が進む事を恐れず、薬を使ってでも安定した状態で介護すればよかったと、亡くした時には思ったけれど。でも薬を使ったら使ったでまた別の後悔をしていたのは確実だから、未だに何とも言えません。

結局どうすればフルナによかったのか。自分の未熟さが原因で、うまく対応できなかった事が沢山で、シニア犬の夜鳴きに関して何かしらを知りたい飼い主さんには何の参考にもなっていませんが、私のような失敗や後悔の例もありなのかもしれないと思いました。

フルナへの謝罪の思いはその他の思いと一緒にして持ち続けると思ってます。

 

 

人間の勝手な環境の変化で、ある時期からフルナは飼い犬以上のポジションを求められるようになって、彼女の個性も手伝って、共に向かうというか文字通り共に立ち直ってきた経緯があって。結局私はそんな存在であるフルナの痴呆や老いを、受け入れ難く感じていたのではないか?という気がします。出来ているつもりだっただけで。

フルナのタグをつくった時に入れた文字は迷わず[SHARE]でした。

一緒に過ごした時も、最後の時も、(フルナを擬人化している訳ではなく)私たちだけで分かち合う事が多かった。
いつも多くを語っている目や表情や顔色。

言葉を介さないフルナとの関係を経験できた事は、いつまでも、これから先の自分にとって心強さであると予感しています。

 

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夜鳴き改善を願って

花冷えの1日でしたね。

亡くしてからの1週間で、まるで1ヵ月位は経ったような感じがしたのは何故なのか?と思います。逆に食欲が落ちてから亡くなるまでは2,3日のような気がしていたけれど1週間あったのだなあとノートを見て思い出したり。

 

以前の記事とかぶる部分もあるかもしれないけれど、取り合えず介護中にやってよかった事や思った事をまとめたいと思ってます。

大まかな状況を。

昨年夏に前庭疾患を発症してから自力で立ち上がる事が出来なくなって以来、起きたい時には鳴いて知らせるようになったのですが、気付いたらフルナの目が覚めている時はほぼ鳴いたり吠えたりしているような状態になってました。それと共に部屋の角を突き進もうとしたり、ダイニングテーブルを中心にぐるぐると歩くようになったり。痴呆っぽい行動が見られ出した。

でも私や身内や友人の事は変わらず認識しているし、しっかりしてるねーなんて所もあったので「気味」程度だったのだと思います。

 

どの事よりも大変なのは昼夜問わずの鳴き声でした。色々調べる内にフィッシュオイルが痴呆症状の、特に夜鳴きに効くと読んで、人間用フィッシュオイルのカプセルを針で刺し、約半分を朝ご飯に混ぜてあげるようになって1ヵ月後位。1時間おきの夜鳴きだったのが突然朝まで寝続けた朝があった。何故!?と驚きましたがもしかしてフィッシュオイルかな、と。その後しばらくは寝てくれる晩がありました。

でもこういうのって脳が慣れてきてしまうのでしょうか。期間としては覚えていないけれどその後また夜鳴きが戻ってきたので、フィッシュオイルの効果はうちはここまでの印象です。でも確かに「効いた」ような印象は持っています。

 

後、あげていたのはエキストラヴァージンココナッツオイル。

人間の痴呆にもいいのなら犬もでしょうと思ったのと、フルナのおりものがひどくなり恐らく膣炎だと思われたのだけど、老犬ゆえ身体に負担のある薬は出来るだけ避けたい。ココナッツオイルを犬の膣炎に直接塗る事で改善したと云う事を知って、飲ませるのと塗るのに購入し、こちらもご飯に加えていました。

膣炎はココオイルが届く前に、実家が愛用している光線治療器を患部に当てる事を数日続けたらおりものはピタッと止まったので膣炎への効果のほどは分かりません。

夜鳴きへの影響も特に変化は無く、よく分からず。でもココオイルは身体に害がないので唇の傷や、何かふと気付いた時とかに、気軽に手に取って気にせずぬりぬり出来るのが私には気持ちが楽でよかったです。

あと前庭疾患後から出始めた頭の震え。わんわん吠えたり鳴いたりしている時に小刻みに震わせるのですが、それが次第に少なくなっていったのは時期的にオイルの効果だったのか?どうなのか?という所です。

 

痴呆症状(主に夜鳴き)改善を目的に、身体に服用していたのはこの2点です。

こういうのって何が効果あるのかやってみないと分からないし、効くとしても短期間で爆発的な効果は恐らく難しそう。他のわんこに効いてもうちは効かない、またその逆もあるかもしれない。でも「身体に負担なく改善できる可能性があるなにか」を探すことしか方法が無くて何だかんだと調べ続けていました。

 

取り合えず。今日はこんな所で。

その後

1日毎に食べ物に興味が無くなる。

一昨々日の朝は少し下痢気味でもあり、口元に何を持っていってもまったく口を開かない。

買ってきた吸いのみに、サイトに出ていた犬用ポカリのレシピでつくった水を入れて口に入れると舌を動かし飲んでくれる。悩む所は強制給餌。

 

食欲が全くないと云う事は、身体に入れたくないもしくは入らない理由があって。もし身体を空っぽにして穏やかな死を迎える準備をしているのだとしたら、強制的に入れる事はフルナが苦しむ事をあえてする事になる。

けれどその時のフルナは、顔つきもしっかりして「起きたい!」と吠えるし、起こせば(支えは必要だけど)トコトコと歩きもして。食欲が無い以外は元気そうだった事で、少しでも栄養をつけながら待てば食欲が戻ってきたりする事もあるのかも?と悩んでしまった。何もしない事の罪悪感。100%私のエゴでもある。

悩みながら、玄米を炒って数時間煮込んだモノをミキサーにかけて玄米クリームをつくり、悩みながら100均のドレッシングボトルに入れて、口に入れてみた。

飲み込むのなら食べたい気があるという事だし、飲み込まないなら要らないという事。

悩んでも分からないからフルナの仕草でフルナの思いを知ろうとしました。

この日(一昨日)は大さじ1位は飲み込んで、後は日中にアイスを口元に持っていったら何回か舌でなめた位で後は水のみ。抱っこして外に散歩にでたら満足そうにしていた。抱っこ中に気になったのは右前足がたまにピクンとはねるような動きをした事。

 

昨日。朝昏々と寝ていてこのまま起きないのでは?と思ったけれど、声を掛けたら目を開けて、立ちあがらせておしっこもちゃんと出る。あ、ちなみに少し前から立った状態での圧迫排尿にしています。

この日は玄米クリームでなく、かぼちゃと卵、チーズと白米のおじやをミキサーにかけたモノを容器に入れてあげてみた。食べっぷりが玄米よりもいい気がする。けれど2回目に一口あげて立たせた時目がうつろになり、寝かせると頭と右前足が時折大きくビクン!と動くようになった。かれた様な声でないて吠えて、何時間か落ち着かず。

量でいえば大さじ1杯位の強制給餌だったけれど、身体が拒絶しているように見えました。

ごめんね、と思う。出来そこないの飼い主で本当にごめんね。もうしないからね。

その後夜中は落ち着いた様子。眠ったり、語りかけると目をあけて話を聞いているようでもあり。

 

今日も時折目を覚ましたりしながら落ち着いた表情で寝ています。

最近のお気に入り、温めたタオルで体を拭いたら気持ちよさそうで、目にタオルを当てると「ウォォ、気持ちよか」と声でも聞こえてきそう。水はたまに飲んだりしています。

さっき母から「死を待っているという所に焦点をあてるのでなく、フルナの今日1日だと思ったら?みんな一瞬一瞬死に向かっているのは同じなのだから」と言われた事に納得。フルナが心地がいいように。今日も一緒に過ごします。

 

続・食欲減退

まだ食欲が戻らない。

昨日の朝は食事をほとんど口にせず、

ようやく食べるモノで食い付きのいい順位は1位チーズ、2位卵ボーロ、3位アイス。

チーズとボーロ以外の今まで好きだったものはことごとく口をむぎゅっと閉めて、そっぽをむかれてしまう。

日中もちょっと大人しい位で起きて歩きたがるし吠えもするし、ただ食欲が無い感じ。

 

年齢と共に、食べてもかりんかりんに痩せてしまって栄養のストックが無いだろうから、何か少量でも栄養価が高くて食べそうなモノを。。と思って、夜は母に頼んで鳥レバーを買って来てもらいました。

同じ素材でも煮る→焼く→揚げるの順番で食べる可能性が高くなる、とどこかのサイトで読んだので(心配な材料が増える毎に検索してる気がする)、エキストラココナッツオイルでレバを焼いてみた。ら!食べたー!!

パクパクと美味しそうに食べました。

あげたら全部食べそうだったけれど吐くと怖いと思って、半分の計100g位は食べたかな。

 

今朝も残りのレバーは躊躇なく口にしてくれました。

でもそれ以外はチーズ、ボーロを抜いて全て失敗。思いつくもの思いつくやり方で、あげてみては却下の繰り返し。予想がつかない。まるで実験みたい。

食に苦労の無いフルナだったので、老犬は食欲が落ちて嗜好が変わると云うのは他犬事だと思っていた私が甘かった。

 

今日はもうレバーがなく何も食べてくれないので、夜は卵の黄身の半熟を横になってるフルナの口へ無理やり入れた状況。どうにか入れた後、水をスプーンで口元へ持って行くと、口が卵でモサモサするせいか大分飲んで流し込んだ感じだった。その後疲れた様子で寝てました。

うー。

介護していると「どこまでやるか」に頻繁に直面するのですね。

食にしたって「食べようとするまで待つ」から「強制給餌」「点滴」に至るまで様々な選択がある。

リハビリにしたってそう。飼い主それぞれ。

加えて正解はないのだから考えて、悩んで、手探りで。

 

私は(これは状況によるけれど)フルナがこの年齢になったら積極的な治療とか投薬とか、出来るだけ選択しない方向で、1番にフルナが苦しまない、怖くない事を優先しながら今後を選択していこうと今は考えているけれど、卵を無理に入れる事だって言ってしまえば100%私のエゴ。

かといって寝込んで養生をしているような様子ではないから、少しでも栄養を取らせながら待てば食欲が戻るかもしれないと、フルナが食べる何かを探す事は止められない。

ほんとうに、大概のコトがよく分からなくて悩ましい。

 

暖かかった日中、縁側でフルナを膝枕で寝させていたらウンチが出たので、片付ける一旦芝生の上に下ろし、戻ったら笑顔で寝てた。

石垣島にいた頃はバンナ岳という山にあるおおきな公園によく散歩に行って、芝生の上でゴロゴロ、休日海へ遊びに行けば砂浜でゴロゴロ。大地に直接寝るのは久し振りで、多分相当気持ちがよかろうとそのまま寝かせました。

いい加減冷えるでしょ~と思っても一向に起きる気配が無いので、結局抱っこで強制撤収されました。

明日は食べてくれるといいな。食べてね。

 

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花の香りと草の匂い。くーか、くーか。

 

食欲減退

昨日の晩御飯をあげた時、食べっぷりが悪くて半分弱を残したけれど夕方あげたパンでお腹がいっぱいなのかな~と大きな心配はしなかった。

夜中2時位に寝てくれたので私は2階の自分の部屋へ。
床擦れ防止に寝がえりをさせる目覚ましをセットしなきゃとうつらうつら思っていたのに寝てしまって、ハッと起きたら7時間も経過。途中泣き声は聞こえたのに、起きようと思いながら結局ずっと寝てしまっていた。慌てて下へ降りるとフルナは目は開けていたけど泣き疲れた感じ。

朝ご飯は一番食べっぷりのいい牛肉メインでつくった。。が食べっぷりは昨夜よりも悪く。3分の1位をようやく口にして、その後いつもの「起こせー!」もなく昏々と寝ている。

顔色が悪くは無いけれど、老犬が食べなくなると数日で亡くなる事も多いと読んでいたので食欲が無い事に怖れを抱いてしまう。

 

日中は背中のツボを押してみたり、後は通常のマッサージと実家が昔から愛用していた光線治療器で背中をあててみたり(この治療器に関してはいつか書けたら書きますが、私は自分の身体の実感として信頼してる)。匂いで口にするかも、とフルナの味覚に目新しいヨーグルトを買ってきて水を少し入れて出したら飲んで、おやつもパクパク!とはいかないが一応口にする。

晩御飯をあげてる最中はフルナの一口一口を緊張して見てしまう。時間をかけ、半分弱は食べてくれてちょっと安堵しました。今日1日で普段の半分位を食べた感じ。

昨晩泣き疲れた事も原因だと思う。なんで起きなかったのだと反省しても今更です。

 

調子が良くてよかったと思う事もあれば翌日には心配な事が起こる。

そう云う繰り返しなのは分かっているつもりで、ある程度の覚悟は出来てるつもりだったけれど。食欲が落ちただけでどっと不安が襲ってきた。まったく覚悟できてないじゃん、自分。と思いました。

 

しばらく添い寝はしていなかったけれど今夜からまた再開してみます。

 

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昨年9月の日付の写真。フルナの耳に私の指がすけてみえるんだなあと撮った写真。

 

気分転換

ようやく申告終了しました。あとは提出のみ。よくがんばりました。

 

先日何もやる気が起きなくて、自分の事はもちろんフルナのマッサージも。な~んにも。

まずいなぁ自分、と思いながら。

フルナが寝たのをきっかけに急に思い立って、歩いて近くの神社へ行ってきました。

 

たまにある仕事の外出の時には身内にフルナをお願いしていて、家族が側に住んでいる事が本当に助かっています。もしこのヘルプが無かったらと思うとちょっとぞっとする。仕事の予定を入れるにもその都度躊躇する事になっていたと思う。

それでもやはり自分の遊びでフルナの世話をお願いする事には気が引けるので、外に出る事はあまりなく、人とも殆ど会わない生活です。

 

神社へ着いて木々を見上げた時、空を見上げる事を長い事していなかったと気付きました。

空の存在を忘れてた。

外へ出て人々の中にいたりすると、目の前に変わらず社会がある事や、しかもその中に自分が居る事が何だかとっても不思議な気分になってくる。

この生活が始まってまだ8ヵ月なのに。

社会への関心は変わらず持っているけれど、接点が薄くなるとこんな風に感じるんだなあと。

 

そと。出ないとなと思いました。ひとと会う事も。

例え少しの時間でもフルナから離れて違う空気を入れる事は、望む状態を長く続ける為の大事な手段で、介護生活だからこそ自分の心身を健全にしておく事に妥協しない方向でいるべきなのかも。

恐らく人、犬に関係なく。介護って気持ちが追いつめられいきがちなものだと知った。

対象者が介護人を追いつめると云うのもあるだろうけれど、多くは介護人が自分で自分を追い詰めていくような気がする。

違う空気を入れて視界を広げる事で、気持ちの中に空間ができていくのを実感しました。

 

神社に行った翌日には、友人が顔を見にきた~とおいしいチーズケーキを携えて訪ねて来てくれて。気になっていたと、その心配りがありがたくてうれしくて、思わず涙が出そうになる。

友人は久々に見るフルナの顔つきが変わらず元気そうな事に驚いてました。

おしゃべりしている間、スヤスヤと幸せそうに寝てたフルナ。

穏やかな飼い主の気持ちと連動しているようにも見えました。

 

フルナの今の状況。

一昨日。吠えるので起こしたら、よりしっかりした足取りでトコトコと歩き。その姿に驚いて笑ってしまった。その状態が一過性でなく今も続いているので「もはや寝たきりか?」と覚悟した時よりも力や感覚が戻ってきているように感じます。

今現在やっている事。

嫌がるのでフセの体勢はあまりさせてなくて、肉球と指の間のマッサージ&四肢の曲げ伸ばしが主。全部併せて大体1時間位のマッサージをしています。

後は「起こせーっ!!ワンワン!」が多いので、その都度1人で歩かせたり支え歩きがリハビリとなっているような。

兎にも角にも、寝たきり引きのばし作戦続行中です。

いや、引きのばし作戦改め、寝たきり回避作戦に変更しようかな。

 

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肉球を指でグリグリ回し揉み。

基本的に起きている時は「起こせー!」と暴れるので、マッサージは寝てる時に行ってます。

 

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1人で立ってるーー!笑