テントウムシ
何日経ったのか?荼毘に付した翌日から黙々と部屋の掃除をしています。一部屋ずつ。
まだ実感もないまま。
でも寂しさでいっぱいになるといただいた花々(花に囲まれていいね~フルナ。気にかけていただけたり、言葉や心遣いが本当に心からありがたい)、写真や御骨がある場所でキャンドルを沢山灯して側に佇んでます。
思いがまとまっていくのは少しずつで、まだ先だろうけれど、荼毘に付している間の事を。
少し離れた場所で火葬の煙突を見守りながら立っていて、ふと下に目を落とすと石ばかりの灰色の地面に小さな赤い点が。近くに寄るとテントウムシでした。
指を向けると手に乗ってきて、まったく飛んでいく気配もなく。結局荼毘の時間の殆どをテントウムシとたわむれながら過ごして、お骨を拾っている時間にも私の上着から離れず、結局家までついてきました。
フルナにお帰りをしてから庭に出てもずっと私の手をぐるぐる歩いている。出会ってから3時間以上は一緒に過ごしたように思います。何で飛んで行かないのだろう?と不思議だった。でもとても気持ちが助けられた。庭のバラの木に移して私は部屋に入りました。
後、火葬の担当の方が本当にいい方で。思いやりと心の深い対応をして下さって。最後にはこちらが笑顔になる位。
フルナの魂は抜けていったけれど、まだフルナの匂いと感触が残るbodyを空へ返す事は、早くしてあげたいと思いつつもやはり寂しさが伴う。でもこの2つの出来事が、フルナが生きてきた証の様で、本当にうれしかった。
介護中に他の方の介護ブログに助けられて私も記録していこうと思い始めたこのブログ。
こんなに早くいってしまうと思わなくて、結局参考になりそうな事も書けず仕舞いでしたが、思いや言葉がまとまりそうな時には、フルナとの事を記していけたらと思っています。