ゆるりとフルナ

我犬フルナと共に過ごし、老犬介護について記す為に始めたブログ。その後保護犬の一時預かりを経て、2代目シャルとの生活が始まりました。

はじめて知る事ばかりなり

フルナの事を考えている訳ではない時、例えば外で目についたキレイな風景や、カーステレオからの音楽でスイッチが入ってしまう事多々。スイッチは突然で、自分ながらに「えー!今?」と驚く。近しい人を亡くした友人も、関係ない時に突然涙が出たりすると、そう言っていた。

愛しいとか、うつくしい、とか。同じ種類の感情とが自然と連動すると云う事なのか。

人間の感情って不思議です。

 

拾った頃から既に妙に自立した犬で、後追いしたり甘えたりするような事も殆どない性格故、共に生活はしていたけれど付かず離れずの関係で。だから私がフルナのご飯を手作り食にしていたり、手間を掛けている事について、周りの人から「フルナは可愛がられてる」とか「愛されてる」とか言われると少し違和感があって、そうかな~と、ついこの間まで思っていました。一度始めたら100%でやりたい、自分のクソ真面目な性格でしている事だと思ってました。

でも亡くして知った。フルナの事が大切でものすごく大好きだった事。

 

17年間の殆ど、1日中家も仕事場でも共に居て、ここまで近い存在を目の前で看取ったのは初めての事なので、価値観とか、自分にとってはボディブローのようにじわじわと効いてくる事がこの先もあるような気がします。

フルナは私に命を見せつけていったような気がするから。大切なその事を咀嚼して内側の引き出しに仕舞いたいと。