ゆるりとフルナ

我犬フルナと共に過ごし、老犬介護について記す為に始めたブログ。その後保護犬の一時預かりを経て、2代目シャルとの生活が始まりました。

犬の心へまっしぐら

「犬の心へまっしぐら」アンジェロ・ヴァイラ
写真や言葉が好きでさかのぼって読んでいるドッグトレーナーさんのブログ、そちらで紹介されていたので読んでみた本。へー!ほー!と驚いたり、共感する内容が多くて、出会えてとてもよかったなと思った本でした。

私は先代を看取る際、それから見送った後から、犬の持っている能力や凄さを思い知りました。16年も離れず共に生活してきたのに、何で気がつかなかったのだろう?と後悔と感謝の気持ちを感じて、その後出会えた犬たちとはその様に接してきたつもりだけれど、この本を読んでまだまだ未知の世界が沢山あるような気がしました。
シャルとのこれからの生活が、お互いにより豊かになれるようなヒントが多くあった。

 

印象に残った事↓

・訓育と調教の違いのひとつ、時には注意を訓育者からそらす事。 
訓育の場合、目的は犬の注意を訓育者に向ける事ではない。目的は彼の潜在能力を開発することなのだ。真に考えるべきは犬の能力を適切に伸ばすには、訓育者に注意を向ける事を前提にした行動だけを上達させればいいのか?という事で、答えはもちろんNOである(P.192)。

・驚いたのはトゥーリッド・ルーガスの研究で食べ物を床にばらまくように投げて、それを犬たちが探し平らげる数分で犬のストレスが低下したというもの。床に投げた食べ物が犬にもたらす影響は、自分が勝手に抱いていた印象とまったく逆のイメージだった。

今回図書館で借りて読んだけど、飼い主にも犬にも優しいこの本は、この先ずっと手元に置いておきたいと思いました。

 

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こう寒いとストーブ犬、再び。