ゆるりとフルナ

我犬フルナと共に過ごし、老犬介護について記す為に始めたブログ。その後保護犬の一時預かりを経て、2代目シャルとの生活が始まりました。

仔猫保護。10/13

仔猫を保護してから怒涛の1ヶ月。自分の為の記録。

10月、台風19号が過ぎた午前中から定期的に猫の鳴き声が。
近所で猫の親子が鳴き合いながら歩いているのを以前何度か見かけていたので、その親子がはぐれてしまったのかな?と軽く思っていた。
声は聞こえなくなったりまた聞こえだしたり。午後になっても聞こえてきたので流石に心配になって外に出ると居場所が直ぐ分かる程の大きな声量だった。音源は空き家になっているご近所のガレージ。

覗くとその声からは想像できないほどの小さな仔猫で、驚いて2度見した。そして予想外の事に若干慌てて家に戻りダンボールを持って現場に戻る。

仔猫は威嚇もなく大人しく抱かれてダンボールに。

Rescued Kitten


家では犬が玄関で待ち構えてるし、さてどうしたものかと箱を下に降ろすと、必死な感じで箱をよじ登って私の足元にヨロヨロやってきてはぴとっと座り込む。それを何度か繰り返し、ではとにかく中に入れてしまおうと犬に見えないように物凄い速さで仕事場に猫を連れて入る。
水は飲んで、タオルに包んで膝に乗せていたら直ぐ寝入ってしまった。

 

Rescued Kitten 2019/10/13

Rescued Kitten

 

獣医さんは夕方からの診察開始だったので数時間ある。うちの犬、シャルの預りさんは「ちばわん」で仔猫も沢山お世話されているのを知っていたので、猫の写真を送ってアドバイスを仰ぐ。
とにかく暖かくして下さいと。台風一過で暑い日だったので思い至らず、そうなのか!と慌ててペットボトルにお湯を入れてタオルでくるむ。

夕方車で獣医さんへ向かっている時、前方を見たら赤みを帯びた満月が低い位置にあって、それを見た途端すーっと気持ちが落ち着いてきて。なんの根拠もなく「ぜんぶいい方向にいく」という感覚が訪れたのを強く覚えている。

獣医さんに行くと栄養失調(生後50日程度で440g)、恐らくカラスからの咬傷で首と足に傷があって中に膿が溜まっている、事故にあったような痕もあるので脳への影響も今後出るかも、との診断だった。
そんなに酷い状況には見えていなかったもので「そうか~」と思ったけど、獣医さんで出してもらったウェットフードもぱくついたし、その日はそんなに心配してはいなかった。少ししたら元気になるだろうと割と軽く受け取っていた。

抗生剤を出してもらってその日は帰る。
ウェットなら食べるでしょうと帰りしな缶詰と猫砂を購入。

しかし、家に帰るとそこからほとんどまったく食べなくなってしまった。

続く。