リハビリの成果
こちらのBLOGに書いていた「フルナを1人で立たせておける何か」。
建築士の友人に相談したら、ただ天井に金具を付けて下げたらまず抜けると。そうなのね、わたくし天井を過信しておりました。で、家の柱2本にバーを渡してそこから下げた方が楽だよと(Tの状態でフルナを下げる)、ド素人の私にとって涙もののアドバイスを貰った。もし試しにやる位だったら机のような同じ高さのもの2台にバーを渡して下げるのもありだと。感謝感激。
それなら出来る気がすると、必要なものを買ってこようと思っていたら、また急に脚が立たなくなり、起きたいと吠えるから立たせてもX(バッテン)になってしまい、足の甲で立ってしまう感じで全く力が入らない。肉球や指の間をぐりぐりとマッサージしたり、四肢の曲げ伸ばしは続けていたけれど。その状態に「フルナを立たせておける何か」の出番はなく、これでもう寝たきりかな...と。でもこの寝たきり瀬戸際で何か方法はないものかと検索をしていたら、こちらの記事にたどり着く事ができた。
読みながらまだ出来る事はあるという気分になってきて、こちらに習って[フセ]体勢にしてみる事に。綿の薄手の掛け布団をロール状にしてフルナのお腹の下に入れ、布団の端の部分をフルナの両脇に盛り上げて倒れないように。この体勢で後ろ足が痛くなかろうかと思ったけれど、本人いたって普通な様子。心なしか横になっている時よりも表情がよい気がするし。
まあでも、この体勢でも起こせと泣きだすので、なだめながらでも30分以上は続けていられないけれど。フセに加えてマッサージもより念入りに。
そうしたら昨日。立たせろー!と吠えたので起こした後、壁に立てかけてあるマットレスに寄っ掛かる状態にして放置していたら1人で数歩すたすたと歩いた。介添えなして歩を進める姿を見たのは久し振り。かなり驚きました。
前出の記事にたどり着いてよかった。介護が始まってから検索は欠かせなくなっています。介護経験者の方々のBLOGにはどれだけ助けられているか。
その後も基本的に介添えがないと歩けないけれど、X(バッテン)と比べると大分いい。
食事の時も体重の殆どを持ちあげて支えているような状態だったけれど、あげる前に四肢の位置をしっかり立つ状態にしてからあげると、4本で立ちながら食べる事が出来る。しばらくしたらふにゃっとはなるけれど、その都度四肢を定位置にしながらこれもリハビリになると思って。
介添えで慢性的な腰痛と筋肉痛と寝不足だし、フルナは何と云うか、とんがった所があって少し犬っぽくない個性の持ち主なので、喧嘩状態なったり、自分がとことんいやになりやるせなく感じてしまう事も多々だけれど。こんなにもやった効果があるものかと。成果が目に見えるのはとても嬉しい。
パクパクと獅子舞の様な音をたててかみ付いてくるのは止めていただきたいが、吠え続ける、喧嘩うってくる。痴呆の症状の可能性もあるけれど、フルナの表情をみても、身体が元気だからこそかなとも感じます。
晩ご飯後のひと暴れをして今はスヤスヤと寝てます。今の内に申告をやってしまいましょうかね~。
フセの状態。両脇をこんもりさせて安定させた。
穏やか。喧嘩っぱやいようには見えませんね。
はじめましてのフルナのコト。
3年前まで住んでいた島で、友人にひろわれ、取り合えずと預かったところから始まったフルナとの生活。
今年で17年。
昨年夏の前庭疾患発症から自力で立ち上がれなくなり、リハビリを重ねて歩けるように。その後痴呆の症状が出てきて、今現在は四肢が衰えつつあるものの、完全な寝たきりまで引きのばし作戦で色々と試行錯誤している状態です。
過去現在、同じ思いの中にいる人の介護ブログは私にとって情報の面で、そして特に気持ちの面では、かなりのチカラを貰っているので私も記載していこうと。読んでいるとわんこによって症状も状況もとても違うから、うちの様子をと思って。
今までの様子は仕事のblogに書いてきたけれど、内容的に興味が分かれると思い、こちらの別ブログ開設しました。ちなみに仕事blogに書いてきたフルナのコトはこちら。
拾われたばかりのフルナをうちの前に預かっていた友人から、先日、若かりし頃のフルナとのツーショット写真が送られてきた。二人ともすごい笑顔で仲がよさそうでにやけてしまった。当時彼女の家ではみかんの箱に入れられていたフルナは「ミカン」と呼ばれていた事を思い出す。
当時の写真。生まれて2ヵ月位の子犬でした。
当時友人たちの会話では、この子ラブラドール系なんじゃない?なんて盛り上がってましたが、みるみると耳が立ち日本犬だった事が判明。
よんなー、よんなー、フルナとわたし。